「BS風来のシレン スララを救え」について

この作品は、1996年4月28日〜5月24日の間、1日1時間ずつサテラビューで放送されたサウンドリンク(音声連動)ゲームです。
任天堂公式サイトにおいて、もう一度遊びたいサウンドリンクゲームの人気投票1位に選ばれたので、1997年7月1日〜7月28日に再放送。さらに続いて、番外編「ガイバラの忠告」が放送されました。

【声の出演】(これらの人物は全て、青二プロダクション所属)
ナレーション:田中秀幸 ファンサイト Wikipedia はてなダイアリー 
シレン:太田真一郎 Wikipedia はてなダイアリー
コッパ:松井摩味(摩味) Wikipedia
スララ:中山真奈美(中山さら) Wikipedia はてなダイアリー
お竜:小野綾子 声優データベース
ペケジ:川津泰彦 Wikipedia はてなダイアリー
座頭ケチ:郷里大輔 Wikipedia はてなダイアリー
カマヒゲ:郷里大輔
ガイバラ:八奈見乗児 Wikipedia はてなダイアリー
辻占い:佐藤智恵 Wikipedia
店主:田中一成 Wikipedia はてなダイアリー
山賊:?


ガイバラ・お竜・マムル・オヤジ戦車の声は、SFC版シレンのCMで聞くことができます。
http://timecapsule.web.infoseek.co.jp/tvgame_cm.html


【参考サイト】
CountryEleven(相互リンク)
「シレビアの聖泉〜美しき無駄知識〜」および「風来のシレン百科辞典」にて、BSシレンの情報が紹介されています
カメボンのきまぐれ雑記帳
「サテラビュー歴史館」の「サウンドリンクゲーム一覧」にて、BSシレンを含む各作品が放送された日にちが紹介されています
ふじぎのだんじょん
「だんじょにすと」にて、BSシレンのスコアアタックの結果が紹介されています
風来Little日記


知る人ぞ稀なシレンの“隠れた”作品の紹介
機械翻訳の後、中日辞典片手に若干手直ししました。mixiに載せた文章と同じものです。
原文(中国語) http://www.emumax.com/emumax_gl_detail.asp?id=1188


1995年12月1日に出たシレンSFC版初作および1996年11月22日に出たGB版《月影村の怪物》の両作品の間に、国内の僅かなプレーヤーしか知らない特殊な作品が1つ存在する。それはSFC周辺機器“衛星放送系統”(サテラビュー /Satellaview)で登場した《BS風来之西林 救助糸拉拉》(BS風来のシレン スララを救え)というサウンドリンクゲームである。このゲームは公式サイトで紹介されておらず、たぶんChunsoftは紹介に値しないと思ったのだろう。SFCサテラビューが“短命”に終わり悲惨な普及率だったことは、それが歴史の渦中にあって語り継がれること無く、世の人に捨てられる悲惨な運命をたどることを決定付けた。
サウンドリンク型のゲームはサテラビュー対応ゲームの最大の特徴で、まず衛星から送られてくるゲームの基本的なデータをBS-X衛星受信装置と 8M記憶カードを利用して保存して、ある放送期間において衛星放送の音声に従い遊ぶことができて、全国のプレイヤーが一堂に会し同時に遊ばせることができる(このごろ流行しているネットゲームとは違い、各プレイヤー間で交流することはできない)。サウンドリンクゲームは放送期間内でしか遊ぶことしかできなくて、その上途中でゼーブすることができなくて、関門を突破した後に1つのパスワードを得ることができて、あなたの成績を記録して、それによって全国の参加者の間で競う。実際にはその形式はテレビ番組の視聴やラジオ番組を聴くことに似ていて、ただ対話の要素だけをさらに加えたにすぎない。

《BS風来のシレン スララを救え》は1996年4月28日から毎日1時間、4週間連続で放送され、 5月24日に終了した。ゲームの過程はSFC版初作と基本的に同じで、シレンが黄金郷を探すストーリに始まり、途中渓谷の宿場、竹林の村、山頂の町、奇岩谷を通って、苦労の末に黄金都市へ到着し、そして最後に魔蝕虫を倒して黄金コンドルを解放する。第1週は“冒険の旅路”、第2週は“ペケジと共に奇岩谷を目指す”、第3週は“シレンの旅は続く”、 第4週は完結編で“番付で上位を狙う秘訣”となっていて、実際にはSFC初作の冒険の過程を4つの部分に分けて週ごとの放送をして、プレーヤーはそれぞれの部分の終点に到着することでゲームの内容が終わる。SFC版初作にあった、ダンジョンで迷子になった少女スララを奇岩谷の父母の元へ連れて行くというイベントが本作ではメインストーリーとなっており、救助に成功してようやく続きを遊ぶことができる。これ以外にも少なからず新しいイベントがあり、かつ特定の時間にのみ発生する特殊なイベントがあって、例えば店の割引販売、腕輪鑑定師がシレンの持っている腕輪を鑑定してくれる等々。道具に関しては多くのオリジナルアイテムが登場して、例えば“オリジナルの壺”、“分身の巻物”など。サウンドリンクゲームなので、主要な登場キャラクターのセリフは全て音声を付けてあって、これはシレンの作品の中で唯一音声がある作品だ。本作は限られた時間内でストーリーを進めなくてはならず、不思議のダンジョンでこのようなシステムが導入されるのは初めての試みであり、以前のように繰り返し装備を鍛えてから挑む方法が使えなくなったので、難度は大いに上昇した。

1997年6月に任天堂は公式サイトで“あなたが再び遊びたいサウンドリンクゲームの名作”の投票イベントを行った。これは時期を逃したプレイヤーや以前クリアし損ねたプレイヤーに再び遊ぶ機会を提供するための企画で、《BS風来のシレン スララ救え》は1位の得票数で再放送の機会を得た。このことはまさにユーザーたちの本作に対する好感度を表しているといえる。7月1日から7月28日までの4週間に一通り再放送して、その後7月29日から8月4日までは番外編“ガイバラの忠告”を放送、次いで以前の以前の開始編から最終編に直接行けるようにした。ガイバラは壺作りで有名な陶芸家で、SFC初作の山頂の町の壺イベントにおけるその癇癪持ちの性格が依然として今なお皆の記憶に残っていることであろう。番外編のイベントではこれが忠実に再現されていて、もちろんまた多くのオリジナルなイベントにも登場して、例えば各種の壺の使用方法と識別方法を教えてくれる。
基本的にはSFC版初作の強化版といったところだが、音声を加えたことや限られた時間内で冒険を達成させるという独特の要素で楽しみが大いに増えたが、惜しいことにプレイした人が国内にほとんどいないので、真に残念に思う。






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